この記事では、ストアドプロシージャに引数を渡して実行する方法についてご説明します。
今回はSQL Server Management Studio(SSMS)を使ってストアドプロシージャを実行します。
ちなみに、以下の記事でも今回の記事と似た内容でストアドプロシージャを実行する内容を書いています。

以上の記事で紹介したストアドプロシージャは、引数無しで実行するストアドプロシージャです。
今回の記事ではストアドプロシージャに引数を渡して実行する内容となっています。
SQL Server Management Studio(SSMS)についても以上の記事で触れているので参考に頂ければ幸いです。
ストアドプロシージャを実行するまでの操作手順
ストアドプロシージャを実行するまでの操作手順は次のとおりです。
【手順1:SQL Server Management Studio(SSMS)上でSQL Serverにログインする】
SQL Server Management Studio(SSMS)上でSQL Serverにログインします。
以下はログイン直後の画面です。
【手順2:ストアドプロシージャの一覧を表示させる】
以下の順に開いてストアドプロシージャの一覧を表示させます。
↓
②実行させたいストアドプロシージャがあるデータベース
↓
③「プログラミング」
↓
④「ストアドプロシージャ」の順にクリックする
【手順3:実行させたいストアドプロシージャを右クリックして「ストアドプロシージャの実行」をクリックする】
実行させたいストアドプロシージャを右クリックして「ストアドプロシージャの実行」をクリックします。
【手順4:「プロシージャの実行」画面でストアドプロシージャに渡したい値(引数)を入力する】
「プロシージャの実行」画面でストアドプロシージャに渡したい値(引数)を入力します。
ちなみに、実行する上記のストアドプロシージャのソースコードは以下のとおりです。
「プロシージャの実行」画面で入力されたストアドプロシージャに渡したい値(引数)は、変数「tblNM」が受け取ります。
【手順5:「プロシージャの実行」画面でOKボタンをクリックする】
「プロシージャの実行」画面でストアドプロシージャに渡したい値(引数)を入力したら、OKボタンをクリックします。
OKボタンをクリックするとストアドプロシージャが実行されるので、完了するまで待ちます。
【手順6:ストアドプロシージャの実行結果が表示される】
ストアドプロシージャの実行が完了すると、ストアドプロシージャの実行結果が表示されます。
以上は、ストアドプロシージャの処理が正常終了した画面です。
Return Valueが0で出力されているのが分かります。
ストアドプロシージャの実行でエラーが出た場合は下のようにエラー内容が表示されます。
動作確認
ストアドプロシージャ実行前
今回は以下のストアドプロシージャを用意しました。
ストアドプロシージャ実行時に渡された引数の値を変数「tblNM」が受け取り、その値をDELETE文のテーブルに指定(FROM句に指定)してそのテーブルのデータを削除するストアドプロシージャです。
今回の例では、渡された値が「tbl_test」で説明を続けます。
テーブル「tbl_test」には下のようにデータが存在しています。
「tbl_test」の文字列を入力してストアドプロシージャを実行します。
ストアドプロシージャ実行後
ストアドプロシージャを実行すると以下のように正常終了した旨の結果が表示されました。
再度テーブル「tbl_test」を確認してみると、データがすべて削除されていることが分かりました。
以上により、ストアドプロシージャが正常に実行されたことが確認できました。
最後に
この記事では、SQL Server Management Studio(SSMS)を使ってストアドプロシージャに引数を渡して実行する方法についてご説明しました。
引数を渡してストアドプロシージャを実行したい時は参考にして頂けたら幸いです。
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