この記事では、DB Browser for SQLiteでCreate Table実行後はデータベースファイルを変更する必要がある点についてご説明します。
DB Browser for SQLiteでCreate Table実行後はデータベースファイルを変更する必要がある
DB Browser for SQLiteでCreate Table実行後はデータベースファイルを変更する必要があります。
なぜなら、DB Browser for SQLite上で一度テーブルを作成した後にデータベースファイルを変更しないと、再度DB Browser for SQLiteを起動しても作成したテーブルが存在せず見つからないからです。
DB Browser for SQLiteでCreate Tableを実行した後は、テーブルがデータベース上に作られたように見えます。
ですが、データベースには新規作成したテーブルが保存されたわけではありません。
Create Tableを実行してそれで終わるのではなく、「データベースファイルを変更する」作業を行う必要があります。
DB Browser for SQLite再起動後 | |
Create Table実行後にデータベースファイルを変更する | 新規作成したテーブルが存在しない |
Create Table実行後にデータベースファイルを変更しない | 新規作成したテーブルが存在する |
「データベースファイルを変更する」とはどんな作業なのか
「データベースファイルを変更する」とは以下の2つのどちらかを行います。
①DB Browser for SQLiteの「変更を書き込み」をクリックする
1つ目は、DB Browser for SQLiteの「変更を書き込み」をクリックします。
「変更を書き込み」をクリックすることで、データベースに新規テーブルが保存されます。
②DB Browser for SQLiteを閉じるときに変更を保存しますかと確認するダイアログで「保存」をクリックする
2つ目は、DB Browser for SQLiteを閉じるときに変更を保存しますかと確認するダイアログで「保存」をクリックします。
「保存」をクリックすることで、データベースに新規テーブルが保存されます。
※「変更を破棄」をクリックすると、データベースに新規テーブルは保存されません。
検証
①DB Browser for SQLiteでCreate Table実行後にデータベースファイルを変更する場合
(1)DB Browser for SQLiteで「データベースを開く」をクリックする
DB Browser for SQLiteで「データベースを開く」をクリックします。
(2)DB Browser for SQLiteで新規テーブルを追加したいデータベース(ファイル)を選択して開く
DB Browser for SQLiteで新規テーブルを追加したいデータベース(ファイル)を選択して開きます。
(3)データベース(ファイル)がDB Browser for SQLiteに読み込まれる
データベース(ファイル)がDB Browser for SQLiteに読み込みまれ、データベースの中身が以下の画面の通りに表示されます。
このデータベースに「syain」というテーブルを新規作成します。
(4)「SQL実行」タブを選択してCreate Tableで文を入力する
「SQL実行」タブを選択してCreate Tableで文を入力します。
(5)矢印をクリックしてCreate Table文を実行する
矢印をクリックしてCreate Table文を実行します。
(6)Create Table文の実行が完了する
Create Table文の実行が完了します。
(7)DB Browser for SQLiteの「変更を書き込み」をクリックする
DB Browser for SQLiteの「変更を書き込み」をクリックします。
ここで「変更を書き込み」をクリックせずにDB Browser for SQLiteを終了しようとすると以下の画面が表示されますが、ここで「保存」をクリックした場合「変更を書き込み」をクリックしたときと同じく変更がデータベースに書き込まれます。
(8)DB Browser for SQLiteを閉じようとする
DB Browser for SQLiteを閉じようとします。(「ファイル」→「終了」をクリック、または右上の×をクリック)
(9)Create Table文が入力されたSQLタブを保存するか破棄するか確認してくるので「変更を破棄」をクリックする
Create Table文が入力されたSQLタブを保存するか破棄するか確認してくるので「変更を破棄」をクリックします。
(10)閉じたDB Browser for SQLiteを再度起動する
閉じたDB Browser for SQLiteを再度起動します。
(11)DB Browser for SQLiteで新規テーブルを作成したデータベース(ファイル)を開く
DB Browser for SQLiteで新規テーブルを作成したデータベース(ファイル)を開きます。
(12)新規作成されたテーブルが存在していることを確認
新規作成されたテーブルが存在していることを確認できます。
②DB Browser for SQLiteでCreate Table実行後にデータベースファイルを変更しない場合
(1)DB Browser for SQLiteで「データベースを開く」をクリックする
DB Browser for SQLiteで「データベースを開く」をクリックします。
(2)DB Browser for SQLiteで新規テーブルを追加したいデータベース(ファイル)を開く
DB Browser for SQLiteで新規テーブルを追加したいデータベース(ファイル)を開きます。
(3)データベース(ファイル)がDB Browser for SQLiteに読み込まれる
データベース(ファイル)がDB Browser for SQLiteに読み込みまれ、データベースの中身が以下の画面の通りに表示されます。
このデータベースに「syain」というテーブルを新規作成します。
(4)「SQL実行」タブを選択してCreate Tableで文を入力する
「SQL実行」タブを選択してCreate Tableで文を入力します。
(5)矢印をクリックしてCreate Table文を実行する
矢印をクリックしてCreate Table文を実行します。
(6)Create Table文の実行が完了する
Create Table文の実行が完了します。
(7)DB Browser for SQLiteを閉じようとする
DB Browser for SQLiteを閉じようとします。(「ファイル」→「終了」をクリック、または右上の×をクリック)
(8)Create Table文が入力されたSQLタブを保存するか破棄するか確認してくるので「変更を破棄」をクリックする
Create Table文が入力されたSQLタブを保存するか破棄するか確認してくるので「変更を破棄」をクリックします。
(9)データベースファイルの変更を保存するか確認するダイアログが表示されるので、「変更を破棄」をクリックする
データベースファイルの変更を保存するか確認するダイアログが表示されるので、「変更を破棄」をクリックします。
「変更を破棄」をクリックすることで、データベースへの変更が行われないことになります。
(10)再度DB Browser for SQLiteを起動する
再度DB Browser for SQLiteを起動します。
(11)DB Browser for SQLiteで新規テーブルを作成したデータベース(ファイル)を開く
DB Browser for SQLiteで新規テーブルを作成したデータベース(ファイル)を開きます。
(12)新規作成されたテーブルが存在していないことを確認
新規作成されたテーブルが存在していないことが確認できます。
以上で検証は終わりです。
最後に
この記事では、DB Browser for SQLiteでCreate Table実行後はデータベースファイルを変更する必要がある点についてご説明しました。
DB Browser for SQLiteでCreate Table実行後にデータベースファイルを変更しないままDB Browser for SQLiteを閉じてしまうと、あれ?さっきCreate Table文を実行してテーブルを新規作成したのに何で無いんだろう?見つからない…といったことが起きてしまいます。
Create Table文を実行してテーブルを新規作成したら必ずデータベースの変更を行うようにしましょう。
データベースの変更については本記事の手順(「「データベースファイルを変更する」とはどんな作業なのか」)を参考にしてみてくださいね。
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