この記事では、PowerShellで入力ボックス(INPUTBOX)を出力する方法についてご説明します。
【動画】PowerShellで入力ボックス(INPUTBOX)を出力する実際の動き
本題に入る前に、まずは次の動画をご覧ください。
System.Windows.Formsアセンブリを読み込み、Showメソッドを実行してメッセージボックスを出力させています。
コードの流れ
PowerShellのコード(例)
# Microsoft.VisualBasicアセンブリを読み込む Add-Type -AssemblyName Microsoft.VisualBasic # INPUTBOXのタイトルを設定する $title = "値の入力" # INPUTBOXのメッセージを設定する $msg = "値を入力してください。" # INPUTBOXに入力された値を変数valに格納する $val = [Microsoft.VisualBasic.Interaction]::InputBox($msg, $title) # 入力された値を表示する Write-Host $val
注目すべきコード①
最初に見て頂きたいのは2行目です。
# Microsoft.VisualBasicアセンブリを読み込む Add-Type -AssemblyName Microsoft.VisualBasic
コードの説明
以上のコードは、INPUTBOXを表示させるために必要なMicrosoft.VisualBasicアセンブリをPowerShellのコードに追加する処理のコードです。
Microsoft.VisualBasicアセンブリをPowerShellのコードに追加することにより、PowerShellからINPUTBOXを呼び出すことができるようになります。
注目すべきコード②
次に見て頂きたいのは5行目から11行目です。
# INPUTBOXのタイトルを設定する $title = "値の入力" # INPUTBOXのメッセージを設定する $msg = "値を入力してください。" # INPUTBOXに入力された値を変数valに格納する $val = [Microsoft.VisualBasic.Interaction]::InputBox($msg, $title)
コードの説明
以上のコードは、INPUTBOXに表示させるタイトルとメッセージの文言を設定してINPUTBOXを出力する処理のコードです。
以上のコードの設定に従いINPUTBOXを表示させた結果は下のとおりです。
値を入力するボックスに何か文字列を入力してOKボタンをクリックすると、変数valにその入力された文字列が格納されます。
ちなみに、OKボタンではなくキャンセルボタンをクリックした場合、値を入力するボックスの値はvalに入りません。
動作確認
コードを実行すると以下のとおりにINPUTBOXが表示されます。
値を入力するボックスに「テスト」と入力してOKボタンをクリックすると、コンソール上に「テスト」の文字列が出力されます。
また、値を入力するボックスに「テスト」と入力してキャンセルボタンをクリックすると、コンソール上には「テスト」の文字列は表示されません。
最後に
この記事では、PowerShellで入力ボックス(INPUTBOX)を出力する方法についてご説明します。
PowerShellで入力ボックス(INPUTBOX)を出力させたい、使ってみたい場合に本記事を参考にして頂けたら幸いです。
プログラミングのスキルを習得するなら
プログラミングのスキルを習得したい、今のスキルをもっと高めたい、そう考えているなら「プログラミングスクール」がおすすめです。
プログラミングのスキルの基礎を身につけるなら「TechAcademy」で1週間の無料体験があるので、これで「プログラミングの基礎」を学ぶのにおすすめですよ。