【ExcelVBA】オートフィルを使用可・使用不可にする方法について

この記事では、オートフィルを使用可・使用不可にする方法についてご説明します。

【動画】オートフィルを使用可・使用不可にする実際の動き

本題に入る前に、まずは次の動画をご覧ください。


CellDragAndDropプロパティにTrueを設定するとオートフィルが使用可になり、CellDragAndDropプロパティにFalseを設定するとオートフィルが使用不可になります。

マクロ作成の流れ

STEP.1
CellDragAndDropプロパティにTrueを設定する
CellDragAndDropプロパティにTrueを設定します。
設定後はオートフィルが使用可になります。
STEP.2
CellDragAndDropプロパティにFalseを設定する
CellDragAndDropプロパティにFalseを設定します。
設定後はオートフィルが使用不可になります。

コードの例

Excelのマクロのコード(例)

Option Explicit

Private Sub btn_AFEnblCng_Click()

    If btn_AFEnblCng.Caption = "オートフィル使用可" Then
    
        'ボタンが「オートフィル使用可」と設定されている場合

        'オートフィルを使用可能に設定する
        Application.CellDragAndDrop = True
        
        btn_AFEnblCng.Caption = "オートフィル使用不可"
        
    ElseIf btn_AFEnblCng.Caption = "オートフィル使用不可" Then
    
        'ボタンが「オートフィル使用不可」と設定されている場合

        'オートフィルを使用不可に設定する
        Application.CellDragAndDrop = False
    
        btn_AFEnblCng.Caption = "オートフィル使用可"
        
    End If

End Sub

コードの解説

注目すべきコード①

最初に見て頂きたいのは10行目です。

        'オートフィルを使用可能に設定する
        Application.CellDragAndDrop = True

CellDragAndDropプロパティにTrueを設定すると、オートフィルが使用可になります。

注目すべきコード②

次に見て頂きたいのは19行目です。

        'オートフィルを使用不可に設定する
        Application.CellDragAndDrop = False

CellDragAndDropプロパティにFalseを設定すると、オートフィルが使用不可になります。

動作確認

マクロ実行前:オートフィルが使用可能な状態

下のExcelファイルは、オートフィルが使用可能な状態です。

マクロ実行後

オートフィルが使用不可になりました。

マクロ実行前:オートフィルが使用不可な状態

下のExcelファイルは、オートフィルが使用不可の状態です。

マクロ実行後

オートフィルが使用可能になりました。

最後に

本記事では、オートフィルを使用可・使用不可にする方法についてご説明しました。

オートフィルの使用可・使用不可をマクロで行いたい時は参考にしてみてくださいね。

プログラミングのスキルを習得するなら

プログラミングのスキルを習得したい、今のスキルをもっと高めたい、そう考えているなら「プログラミングスクール」がおすすめです。

プログラミングのスキルの基礎を身につけるなら「TechAcademy」で1週間の無料体験があるので、これで「プログラミングの基礎」を学ぶのにおすすめですよ。

→ TechAcademyの「1週間 無料体験」はこちら