この記事では、Excelで表の列内にある重複データを特定およびカウントする方法についてご説明します。
Excelファイルの例
今回は次のExcelファイルを用意しました。
都道府県の列には都道府県名が入力されていますが、いくつかの都道府県は重複しています。
内訳は以下の通りです。
- 東京都:3件
- 大阪府:1件
- 福岡県:2件
- 愛知県:1件
- 鹿児島県:1件
- 新潟県:1件
- 兵庫県:1件
今回はCOUNTIF関数を使って、Excelで表の列内にある重複データを特定およびカウントします。
COUNTIF関数を使って、Excelで表の列内にある重複データを特定およびカウントした結果は下の通りです。
計算式は次の通りです。
手順
今回紹介する手順は以下の通り、A2からA11までデータが入っている状態です。
【手順①】セルを1つ選択し、「=countif(A2:A11,A2)」と入力する
A列の隣のセルを1つ選択し、「=countif(A2:A11,A2)」と入力します。
今回はA列の隣のセルはB2にしました。
「A2:A11」の文字列はCOUNTIF関数の第1引数部で、重複データなのか、と何件あるかを特定したい列の範囲を指定しています。
また「,」の後ろの「A2」はCOUNTIF関数の第2引数部で、重複データなのか、と何件あるかを特定したい都道府県名を指定しています。
COUNTIF関数は、第1引数に範囲を、第2引数に検索文字列を指定しますが、範囲と検索文字列の引数に指定する順番に気をつけましょう。
【手順②】入力した計算式の「A2:A11」の文字列を選択状態にする
入力した計算式の「A2:A11」の文字列を選択状態にします。(COUNTIF関数の第1引数部)
【手順③】F4キーを何度か押して「A2:A11」の文字列を絶対参照に変換してEnterキーを押す
F4キーを何度か押して「A2:A11」の文字列を絶対参照に変換してEnterキーを押します。
絶対参照に変換されると下のように「A2:A11」が「$A$2:$A$11」に変わります。
【手順④】計算式を入力したセルから、オートフィルを使って下方向にドラッグさせる
計算式を入力したセルから、オートフィルを使って下方向にドラッグさせます。
今回はA列のデータがある11行目までドラッグさせました。
【手順④】都道府県名が全部で何件あるか表示される
都道府県名が全部で何件あるか表示されます。
例えば「東京都」なら全部で3件(A2とA5とA7)、「福岡県」なら全部で2件(A4とA9)、「大阪府」なら1件(A3)存在していることが分かります。
最後に
この記事では、Excelで表の列内にある重複データを特定およびカウントする方法についてご説明しました。
Excelで表の列内にあるデータが他にも存在しているのか確かめたり(重複チェック)、重複しているなら何件重複しているのか(件数チェック)を確かめたい時は本記事を参考にしてみてくださいね。
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