【C#】C#で入力ボックス(INPUTBOX)を出力するには

この記事では、C#で入力ボックス(INPUTBOX)を出力する方法についてご説明します。

【動画】C#で入力ボックス(INPUTBOX)を出力する実際の動き

本題に入る前に、まずは次の動画をご覧ください。


Visual Basicの入力ボックス(INPUTBOX)C#から呼び出します。

INPUTBOXを呼び出すには、Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxメソッドを使います。

ただし、Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxメソッドを使うには、「Microsoft。VisualBasic」の参照設定を追加する必要があります。

Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxメソッドを使ってINPUTBOXを表示させるには参照設定が必要

INPUTBOXを出力するのに、今回はMicrosoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxメソッドを使います。

このMicrosoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxメソッドを使うには参照設定の追加が必要です。

追加しないとエラーになるので注意です。

「Microsoft.VisualBasic」の参照設定の追加は下のとおりです。

コードの流れ

STEP.1
【参照設定の追加】「Microsoft.VisualBasic」の参照設定を追加する
【参照設定の追加】「Microsoft.VisualBasic」の参照設定を追加します。
Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxメソッドを使うには、この「Microsoft.VisualBasic」の参照設定を追加しないとエラーになります。
STEP.2
Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBo
InputBoxメソッドを実行してINPUTBOXを表示させます。

PowerShellのコード(例)

using System;
using System.Windows.Forms;

namespace wfcs_0063
{
    public partial class Form1 : Form
    {
        public Form1()
        {
            InitializeComponent();
        }

        private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            // INPUTBOXを出力し、OKボタンがクリックされた場合にINPUTBOXのテキストボックスに入力された値をinputに格納する
            string input = Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBox(
                                "値を入力してください。",
                                "値の入力",
                                "",
                                -1,
                                -1);

            if (input != "")
            {
                // INPUTBOXのテキストボックスに入力された値が格納されたinput

                // INPUTBOXに入力された値をコンソールに出力する
                Console.WriteLine(input);
            }
        }
    }
}

注目すべきコード①

最初に見て頂きたいのは16行目から21行目です。

            // INPUTBOXを出力し、OKボタンがクリックされた場合にINPUTBOXのテキストボックスに入力された値をinputに格納する
            string input = Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBox(
                                "値を入力してください。",
                                "値の入力",
                                "",
                                -1,
                                -1);

コードの説明

以上のコードは、INPUTBOXを出力する処理のコードです。

INPUTBOXを出力するにはMicrosoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxメソッドを実行します。

Microsoft.VisualBasic.Interaction.InputBoxには5つの引数を指定します。

(必須)第1引数

第1引数には、INPUTBOXに表示させる文字列を指定します。

(必須)第2引数

第2引数には、INPUTBOXのウィンドウのタイトルバーに表示される文字列を指定します。

(必須)第3引数

第3引数には、INPUTBOXのテキストボックス内にあらかじめ表示させておくデフォルトの文字列です。

(省略可能)第4引数

第4引数には、INPUTBOXが表示される画面上のX座標(左からの距離)です。

なお、第4引数に「-1」を指定すると、デフォルトのX座標が指定されます。

(省略可能)第5引数

第5引数には、INPUTBOXが表示される画面上のY座標(上からの距離)です。

なお、第5引数に「-1」を指定すると、デフォルトのX座標が指定されます。

注目すべきコード②

次に見て頂きたいのは24行目です。

            if (input != "")
            {
                // INPUTBOXのテキストボックスに入力された値が格納された変数inputがブランクではない場合

                // INPUTBOXに入力された値をコンソールに出力する
                Console.WriteLine(input);
            }

コードの説明

以上のコードは、INPUTBOXのテキストボックスに入力された値が格納された変数inputがブランクかどうかを判定するIF文のコードです。

INPUTBOXに値を入力してOKボタンをクリックした場合は変数inputにその値が格納されるので、28行目でその値をコンソールに出力します。

INPUTBOXに値が入力ぜずにOKボタンをクリックした場合は変数inputにはブランクが格納されるので、IFの条件に合致せず28行のコードに処理が進まずコンソール上には何も出力されません。

また、キャンセルボタンをクリックした場合、テキストボックスに値が入力されていてもいなくても変数inputにはブランクが格納されるので、IFの条件に合致せず28行のコードに処理が進まずコンソール上には何も出力されません。

動作確認

コードを実行すると以下のとおりにINPUTBOXが表示されます。

①INPUTBOXのテキストボックスに値を入力してOKボタンをクリック

INPUTBOXのテキストボックスに値を入力してOKボタンをクリックした場合は、コンソールにその値が出力されます。

②INPUTBOXのテキストボックスに値を何も入力せずOKボタンをクリック

INPUTBOXのテキストボックスに値を何も入力せずOKボタンをクリックした場合は、コンソールに何も値が出力されません。

③INPUTBOXのテキストボックスに値を入力してキャンセルボタンをクリック

INPUTBOXのテキストボックスに値を入力してキャンセルボタンをクリックした場合は、コンソールに何も値が出力されません。

④INPUTBOXのテキストボックスに値を何も入力せずキャンセルボタンをクリック

INPUTBOXのテキストボックスに値を何も入力せずキャンセルボタンをクリックした場合は、コンソールに何も値が出力されません。

最後に

この記事では、C#で入力ボックス(INPUTBOX)を出力する方法についてご説明しました。

C#で入力ボックス(INPUTBOX)を出力したい、使ってみたい場合に本記事を参考にして頂けたら幸いです。

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