【AccessVBA】ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートする方法

この記事では、ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートする方法についてご説明します。

【動画】Accessのテーブルの空白データにダブルクォーテーションを付けてCSVファイルにエクスポートする実際の動き

本題に入る前に、まずは次のツイートをご覧ください。

見て頂きたいのは0:00~0:56、1:32~1:51です。

ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートしています。

ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートする方法

ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートするには、次の流れの通りにコードを書いていきます。

Accessのマクロ

STEP.1
エクスポート定義の作成
エクスポート定義を作成します。
なお、このSTEPはAccessのエクスポート定義の作成ウィザードで行います。
⇒作成手順はこちら
※マクロでの処理ではありません。
STEP.2
AccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポート
AccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートします。
CSVファイルへのエクスポートは、TransferTextメソッドを使います。
TransferTextメソッドの2つ目のパラメタに、STEP.1で作成したエクスポート定義名を指定します。

エクスポート定義の作成の例

エクスポート定義の作成方法は次の通りです。

①テーブルのエクスポートで「テキストファイル」をクリック

エクスポートするテーブルを右クリックし、「エクスポート」→「テキストファイル」をクリックします。

②「データのエクスポート先の選択ウィザード」でファイル名を入力

「データのエクスポート先の選択ウィザード」でファイル名を入力し、OKボタンをクリックします。

※エクスポートのオプションは任意です。本記事では何も選択しないで説明を続けます。

③「テキストエクスポートウィザード」の「設定」ボタンをクリック

「テキストエクスポートウィザード」の「設定」ボタンをクリックします。

④「文字列の引用符」に「{なし}」を選択して「保存」ボタンをクリック

「文字列の引用符」に「{なし}」を選択して「保存」ボタンをクリックします。

ここで「なし」を選択することで、ダブルクォーテーションが付かないAccessのテーブルデータがCSVファイルにエクスポートされます。

⑤「インポート/エクスポート定義の保存ダイアログ」で定義名を入力

「インポート/エクスポート定義の保存ダイアログ」で定義名を入力し、OKボタンをクリックします。

⑥OKボタンをクリック

OKボタンをクリックします。

⑦データにダブルクォーテーションが付いていないことを確認して「完了」ボタンをクリック

データにダブルクォーテーションが付いていないことを確認して「完了」ボタンをクリックします。

⑧閉じるボタンをクリック

閉じるボタンをクリックします。

エクスポート定義の作成は以上です。

エクスポート定義ファイルとエクスポート定義の確認

①エクスポート定義ファイル

エクスポート定義ファイルは画像のテキストファイルです。

②エクスポート定義

エクスポート定義は「エクスポート定義ウィザード」画面で「定義」ボタンをクリックすると、「インポート/エクスポート定義」ダイアログが表示されるので、先ほど作成したエクスポート定義名が表示されていることを確認できればOKです。

コードの例

Accessのマクロのコード(例)

    'CSVファイルのデータをテーブルにエクスポートする
    DoCmd.TransferText acExportDelim, "T_エクスポート定義", "tbl_score_list", "C:\work\出力データ.csv", True

コードの解説

注目すべきコード

最初に見て頂きたいのは2行目です。

    'CSVファイルのデータをテーブルにエクスポートする
    DoCmd.TransferText acExportDelim, "T_エクスポート定義", "tbl_score_list", "C:\work\出力データ.csv", True

DoCmdオブジェクトのTransferTextメソッドで、AccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートしています。

TransferTextメソッドの2つ目のパラメタには、先ほど作成したエクスポート定義名(「ダブルクォーテーションが付かないテーブルデータ」を定義)を設定します。

エクスポート定義名を2つ目のパラメタに設定することで、ダブルクォーテーションが付かないAccessのテーブルデータがCSVファイルにエクスポートされます。

最後に

本記事では、ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートする方法についてご説明しました。

ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートする流れは次の通りです。

  • ①エクスポート定義の作成
  • ②AccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポート

エクスポート定義の作成は本記事内の作成方法の説明を参考にしてみてください。

エクスポート定義を作成し、その定義をTransferTextメソッドに指定して実行することで、定義通りにテーブルデータをCSVファイルにエクスポートすることができます。

ダブルクォーテーションを付けずにAccessのテーブルデータをCSVファイルにエクスポートしたい場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

プログラミングのスキルを習得するなら

プログラミングのスキルを習得したい、今のスキルをもっと高めたい、そう考えているなら「プログラミングスクール」がおすすめです。

プログラミングのスキルの基礎を身につけるなら「TechAcademy」で1週間の無料体験があるので、これで「プログラミングの基礎」を学ぶのにおすすめですよ。

→ TechAcademyの「1週間 無料体験」はこちら